司法試験の難易度を徹底解説!合格の可能性を格段に上げる方法とは?
目次
この記事を読んで理解できること
- 司法試験の概要
- 司法試験の難易度
- 司法試験の難易度が高い理由
- 司法試験合格を目指すなら予備試験に挑戦しよう!
- 予備試験特有の対策は「ヨビロン」で学べる
あなたは、
- 司法試験の難易度が知りたい
- 司法試験の難易度が高い理由が知りたい
- 自分が司法試験に合格する可能性があるのかを知りたい
とお考えではありませんか?
司法試験は最難関といわれる国家試験の1つなので、実際に受験を考えた場合、本当の難易度や、自分が受かる見込みがあるのかどうかが気になりますよね。
結論から言うと、司法試験はまず受験資格を得るのが非常に難しく、その限られた受験者の中でも合格率は約45%に留まります。
しかし、受験資格の1つである予備試験ルートを突破する方法を学べば、高い確率で司法試験合格を目指せるのです。
この記事を読めば、司法試験の難易度が高い理由が分かり、他の受験者と圧倒的な差をつけられる、合格に向けた対策を知ることができます。
具体的には、
1章で司法試験の概要
2章で司法試験の難易度
3章で司法試験の難易度が高い理由
4章で司法試験合格を目指すなら予備試験に挑戦すべき理由
5章で予備試験特有の対策を学べる具体的な方法
について、詳しく解説します。
司法試験の難易度を客観的に把握し、合格へのプロセスを明確にしていきましょう。
1章:司法試験の概要
まずは司法試験の概要について確認しておきましょう。主なポイントを以下にまとめました。
司法試験についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
司法試験とは?受験資格や試験科目から合格率までその概要を徹底解説
2章:司法試験の難易度
司法試験の難易度について、受験資格や合格率の観点から詳しく解説します。
2-1:まず受験資格を得るのが難しい
司法試験は、その受験資格を得ること自体が高いハードルになっています。
以下は、司法試験の受験資格を得るまでのプロセスを図に表したものです。
大きく分けて、「法科大学院ルート」と「予備試験ルート」がありますが、どちらも容易ではありません。
法科大学院ルートでは、まず入試を受けなければなりません。
法科大学院によってばらつきがありますが、入試倍率は2~5倍程度となっています。
法科大学院に入学後も、2~3年間の在学期間と多額の学費が必要となり、経済的・時間的な負担が大きいのが特徴です。
一方、予備試験は誰でも受けられ、経済的・時間的な負担は軽く済みますが、合格率が例年4%前後と非常に低く、司法試験本試験より難しいともいわれています。
司法試験を受ける前に、どちらかの条件をクリアしなければならないことが、司法試験の難易度を高める要因になっています。
2-2:【受験資格別合格率】全体の合格率は約45%
司法試験の難易度を表す指標として、試験の合格率を詳しく見ていきます。
以下の表は、令和5年の司法試験における受験資格別の合格率 です。
令和5年の司法試験の合格率は全体で45.3%です。
それほど低くないように見えますが、難しい受験資格を持つ受験者の中でも、半数以上が不合格になることを考えると、難易度は非常に高いといえます。
注目したいのが、法科大学院ルートと予備試験ルートの間で、合格率に大きな差がある点です。
予備試験合格者の司法試験合格率は92.6%と非常に高いのに対し、法科大学院ルートの合格率は40.7%に留まっています。
予備試験に合格すれば、司法試験にも高い確率で合格できる実力が身についているといえるでしょう。
一方、法科大学院ルートの合格率が伸び悩む原因は、法科大学院の教育の質にばらつきがあることや、入学志願者の減少による質の低下などが考えられます。
2-3:【法科大学院別合格率】東大法科大学院の合格率は約60%
法科大学院別の合格率を見ると、司法試験の難易度がよりイメージしやすくなります。
以下は、令和5年の司法試験における合格者数トップ10(11校)の法科大学院別の合格率です。
※法務省「令和5年司法試験法科大学院等別合格者数等」を加工して作成
最高水準の教育を誇る東京大法科大学院でさえ、司法試験の合格率は約60%にとどまっています。
合格率のトップは京都大法科大学院の68%ですが、多くの有名な法科大学院でも、50%に届いていません。
法科大学院で2~3年間の専門教育を受けていても、半数近くが司法試験に合格できておらず、これは司法試験の難易度の高さを如実に物語っています。
法科大学院の学習だけでは司法試験合格は保証されません。
個人の努力と効果的な試験対策が不可欠であるということです。
2-4:一発合格者は7~9割
司法試験は一発合格者の割合が高く、再受験を重ねる場合の合格率は低い傾向があります。
司法試験は、受験資格を得てから、5年間の期間内に最大5回までは受験可能です。
この仕組みから、司法試験の合格者の中には、2~5回目の受験で合格する方もいます。
以下は、令和3~5年の司法試験の合格者における、受験回数別の人数割合と合格率を示したものです。
※法務省司法試験委員会第183回 資料10「受験回数別平均点(令和元年~令和5年)」を加工して作成
一発合格者の割合は7~9割程度であり、年々増加しています。
これは一見、司法試験が簡単になっているような印象を与えるかもしれません。
しかし、受験回数が多いほど合格率が下がる傾向があるため、単純にそうとはいえません。
受験者のレベルの方が、年を追うごとに高くなっている可能性があります。
司法試験は、一発で合格を目指すという考え方が重要です。
2-5:他の難関国家資格との比較
司法試験の難易度は、他の難関国家資格と比べても最難関といえます。
以下は、主な国家資格試験について、令和5年試験の合格率と、一般的に合格までに必要と言われている勉強量を示したものです。
※合格率は受験者数を母数として算出している
※司法試験の必要勉強量は予備試験の必要勉強量も含む
合格率だけを見ると、司法試験が圧倒的に高いですが、その受験資格を得るための予備試験の合格率は、最も低くなっています。
他の3つの国家資格試験は、予備試験と同様、だれでも受験できる試験です。
同じように、1から勉強する前提で司法試験の難易度を考えるのであれば、予備試験の難易度を考慮する必要があります。
予備試験が、合格率と勉強量ともに最も厳しい条件となっていることを考えると、司法試験は、これらの国家資格試験の中でも難関中の難関といえるでしょう。
3章:司法試験の難易度が高い理由
司法試験の難易度が高いのは、以下の4つの理由が挙げられます
- レベルの高い受験者と相対評価の中で競う
- 幅広い法律知識が必要
- 全科目で最低ラインを超える必要
- 評価の8割を占める論文式試験が難関
それぞれ説明します。
3-1:レベルの高い受験者と相対評価の中で競う
司法試験の難易度が高い理由の1つは、受験者のレベルが非常に高いことです。
予備試験という厳しい選抜を通過した人と、法科大学院で専門の教育を受けた人だけが受験するからです。
さらに、司法試験は相対評価で合否が決まります。
自分の実力だけで決まるのではなく、他の受験者と合格枠を争う必要があります。
予備試験合格者の合格率が90%以上であることを考えると、法科大学院ルートの受験者には、より厳しく感じるかもしれません。
高いレベルの受験者との競争の中で、本番でいかに自分の実力を発揮できるかが、合格の鍵となるでしょう。
3-2:幅広い法律知識が必要
幅広い法律知識が求められることも、司法試験の難易度を高める1つの要因です。
司法試験の出題範囲は以下のとおりです。
■短答式試験(全3科目)
- 憲法、民法、刑法
■論文式試験(全8科目)
- 公法系科目 (憲法、行政法)
- 民事系科目 (民法、商法、民事訴訟法)
- 刑事系科目 (刑法、刑事訴訟法)
- 選択科目 (倒産法、租税法、経済法、知的財産法、労働法、環境法、国際関係法〔公法系〕、国際関係法〔私法系〕のうち1科目)
科目数も多いですが、それぞれの法律の条文を覚えるだけでなく、法律を支える基本的な原理や判例まで深く理解しなければなりません。
論文式試験では、複数の法律が関連する難解な事例問題が出題されます。
出題趣旨を理解し、多くの法律知識を整理しながら、論理的に事例に適用する能力が必要なのです。
また、最新の法改正や判例の動向にも常に注意を払い、学習内容をアップデートし続ける必要があります。
とくに社会人受験者にとっては、時間的な制約が大きい中、これらの広範な法律知識を習得することが、大きなハードルとなるでしょう。
3-3:全科目で最低ラインを超える必要
司法試験では、全科目で最低ラインが設けられており、1科目でもそれを下回る点数をとれば不合格になります。
最低ラインは、以下のように設定されています。
- 短答式試験:各科目 満点の40%
- 論文式試験:各科目 満点の25%
得意科目でいくら高得点をとっても、苦手科目で致命傷を負う可能性があるということです。
この足切り方式により、受験者はすべての科目でバランスの取れた学習が求められ、試験の難易度を高める要因になっています。
3-4:評価の約9割を占める論文式試験が難関
司法試験で、とくに受験者の頭を悩ませるのは、論文式試験の難しさです。
司法試験は、短答式試験と論文式試験の総合評価により合否が決まりますが、配点比率は1:8で、論文式試験が全体の約9割を占めます。
論文式試験の最低ラインは25%と低めですが、合格するには、高得点を狙う必要があるでしょう。
司法試験の論文式試験は、問題文自体が非常に長く、1科目でA4用紙8ページにわたるものもあります。
試験時間は1科目あたり2時間です。
この限られた時間内に、長文かつ複雑な事例問題から重要な論点を抽出し、適用すべき法律を特定し、論理的な結論を記述するのは至難の業です。
単なる暗記や知識の羅列ではなく、法的思考力と表現力が試されるため、法的な議論の組み立て方のトレーニングが合格の鍵を握ります。
4章:司法試験合格を目指すなら予備試験に挑戦しよう!
司法試験合格を目指すなら、予備試験に挑戦することをおすすめします。
その主な理由は以下の3つです。
- 予備試験合格者の90%以上が司法試験に合格
- 予備試験ルートはメリットが大きい
- 予備試験特有の対策を学べば合格は目指せる
それぞれ説明します。
4-1:予備試験合格者の90%以上が司法試験に合格
予備試験は非常に難関ですが、そこを突破した受験者であれば、90%以上が司法試験に合格しています。
司法試験は相対評価であるため、合格率が約40%の法科大学院ルートで受験するよりも、予備試験を経て力をつけておいた方が有利になることは明らかです。
予備試験に合格できた段階で、司法試験にも合格できるレベルの学力が身についているのは、以下の理由が考えられます。
- 予備試験は司法試験よりも科目数が多い
- 予備試験にも短答式試験と論文式試験がある
- 短答式試験は、両試験で同一の問題も出題される
- 予備試験の論文式試験は司法試験よりも時間的制約が厳しい
予備試験の学習は司法試験の範囲をカバーし、試験本番に強いメンタルも鍛えられるため、司法試験でも高得点が得られるのは当然といえます。
司法試験合格を目指すなら、予備試験に挑戦して損はないでしょう。
4-2:予備試験ルートはメリットが大きい
予備試験ルートを選択すると、他にもいくつかの大きなメリットがあります。
■時間の節約
法科大学院ルートでは、2~3年の在学が必要ですが、予備試験ルートでは必要ありません。
若いうちに司法試験に挑戦し、法曹としてのキャリアを早くスタートすることもできます。
とくに社会人にとっては、仕事を続けながら自分のペースで試験勉強ができるので、魅力的な選択肢になるでしょう。
■費用の節約
法科大学院の学費は150~500万円程度かかりますが、予備試験は受験手数料だけで済みます。
予備校の費用がかかることが考えられますが、選ぶ予備校や講座の内容などによって数万円~150万円程度と幅広く、自分に合った予算内で選ぶこともできるでしょう。
■就職に有利
予備試験合格者は、司法試験合格者の中でもとくに優秀だと考えられているため、法律事務所などで積極的な採用がされています。
大手の5大法律事務所などでは、予備試験の論文式試験合格者を対象にインターンプログラムが実施されており、司法試験合格前に内々定を出すケースもあるのです。
4-3:予備試験特有の対策を学べば合格は目指せる
一見難易度が高すぎる予備試験ですが、正しく対策すれば、十分に合格は目指せます。
予備試験特有の対策を知らずに受験する受験者が多いからです。
大半の受験者が予備校を利用しますが、多くの予備校講師が、予備試験に受かっていなかったり、総合順位が低かったりします。
その結果、予備校の講師であっても、予備試験特有の出題傾向や対策を十分に理解していない可能性があります。
実際に予備試験で最高クラスの評価を受け、予備試験勉強の本質を理解した予備試験上位合格者に学べれば、他の受験者と差が付けられるということです。
5章:予備試験特有の対策は「ヨビロン」で学べる
予備試験で確実に合格を目指すなら、予備試験特有の対策を知る必要があります。
しかし、予備試験に特化した学習法を学べる方法は、ほとんどないのが現状です。
そこでおすすめなのが、予備試験1桁合格者が作成する予備試験に特化した教材「ヨビロン」です。
5-1:予備試験1桁合格者の独自ノウハウを伝授
「ヨビロン」の最大の特徴は、予備試験1桁合格者である予備試験の専門講師に教われることです。
多くの予備校では、司法試験に合格していても、予備試験に合格していないか、総合順位が高くない講師が教えています。
司法試験と予備試験では、出題の傾向など異なる部分が多くあり、そのことを理解していない予備校講師から教わっても、予備試験に確実に合格できる方法を学べるはずがありません。
この点、予備試験に上位合格した講師であれば、予備試験の問題の傾向や、合格までに必要な戦略を熟知しています。
他の予備校では学べない、上位で合格できる確実性の高い勉強法を伝授できるのです。
5-2:初見の問題でも確実に点が取れる方法がわかる
予備試験に合格するには、初見の問題でも、限られた時間内に正解を導きだす力が必要です。
多くの予備校では、論証パターンと問題集を繰り返すような勉強がおこなわれていますが、初見の問題には対応できないことがあります。
「ヨビロン」では、予備試験で出題される問題の考え方のパターンを体系化し、だれでも初見の問題に対応できる、以下の独自ノウハウを伝授します。
■客観的読解法
出題者が聞いている重要な論点を客観的に見つける方法
■解法パターン
どの論証パターンを使うべきかを論理的に選ぶ方法
「論証パターン」を使いこなすための方法が学べるため、他の受験者と圧倒的に差をつけることができるでしょう。
5-3:司法試験の過去問もすべて解説
「ヨビロン」は予備試験対策に特化した教材ですが、司法試験の全過去問の解説までついています。
予備試験で、他の受験者を圧倒する実力を身につけてもらうために、予備試験の過去問だけでなく、司法試験の過去問も問題集として活用するからです。
司法試験過去問の解説では、予備試験も応用できるように、汎用性の高い回答方法も丁寧に解説しています。
結果的に予備試験の勉強をしながら、司法試験の問題にも触れることができ、合格後も司法試験対策にスムーズに移行できるでしょう。
司法試験合格という最終的な目標を、常に意識した学習ができるのです。
まとめ|司法試験の難易度は高いが対策を知れば合格は目指せる
司法試験は、まず受験資格を得ることが非常に難しく、受験できたとしても、合格率が約45%の難関試験です。
司法試験の難易度が高い理由は、主に以下の4つが挙げられます。
- レベルの高い受験者と相対評価の中で競う
- 幅広い法律知識が必要
- 全科目で最低ラインを超える必要
- 評価の約9割を占める論文式試験が難関
しかし、予備試験ルートから挑戦し、上位合格者の戦略を身につければ、突破できる可能性は格段に高まります。
予備試験に合格していない予備校講師が多い中、ヨビロンでは、予備試験1桁合格者が提唱する「客観的読解法」や「解法パターン」を学べます。
試験本番で初見の問題が出ても、確実に点がとれるこれらの方法は、他では絶対に学べません。
今なら、以下のLINE登録により、「解法パターン」とその活用方法などを解説した動画が無料でご覧いただけます。
ぜひ、最難関試験合格への第一歩として、お役立てください。
LINE特典動画では、私が提唱する「解法パターン」とその活用方法の一端をお見せします。
動画①では、「判例の射程とは何か」を予備試験の過去問を題材にしながら分かりやすく解説します。この解説を聞いた受講生からは「判例の射程の考え方・書き方がようやくわかった!」との言葉をいただいております。
動画②では、試験開始前に見ることで事案分析の精度が格段にあがるルーズリーフ一枚に収まる目的手段審査パターンまとめです。
動画③では、どの予備校講師も解説をぼやかしている生存権の解法を明確にお渡しします。
そして、動画④では③の生存権の解法パターンを使って、難問と言われた司法試験の憲法の過去問の解説をします。
是非、解説動画を受け取って、世界を変えてください。